かねがね、「国際京都学とはなにか」という疑問をお互いに抱きながら、なかなか整理がつきかねるままで推移してきました。すでに設立以来月日が過ぎ、この11 月には満2年になります。国際京都学とはなにかを議論しようと構想して、その体系化を目指して表記の研究会の出発を計画してきたのですが、昨年はその中心の役割を果たすはずの両人が、交互に病気で倒れたりして、のびのびになってきました。
この秋から、満を持したかたちで発足させようと考えていますが、しかし、あまり緊張して体系化などを最初からうたわず、それぞれの会員の念頭にある「“国際京都学”とはなにか」ということを率直に開陳して、議論を積み上げて行きたいと思います。まず第一回は私、米山俊直が担当して、地域学としての京都学と、“国際”のついた京都学はどうちがうのか、その特色はなにかというようなことを議論したいと思います。
この会の運営につきましては独立採算で行いたいと考えていますので茶菓代だけは自弁でお願いしたいと存じます。また、議論の記録はそのつど担当を決めておこないます。
どうかお気楽にご参加いただいて、たのしい議論・夢を語りあう機会にして行きたいと考えております。
第１回は下記のとおり開催いたしますので、どうか奮ってご参加ください。

米 山 俊 直
井 上 満 郎