シンポジウム 「設立記念シンポジウム」
 
本シンポジウムは終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
日  時
2003年11月3日 13:00〜16:30
場  所
京都市国際交流会館 (京都市左京区粟田口鳥居町2−1)
基調講演
テーマ:「京都とツーリズム」
講 師:平安女学院大学学長 高田 宏 氏
司 会:冨士谷あつ子
シンポジウム
テーマ:「京都とツーリズム」
パネリスト:
 石森  秀三 氏 (国立民族学博物館教授・観光人類学)
 神崎  宜武 氏 (近畿日本ツーリスト旅の文化研究所所長・観光民族学)
 高木  寿一 氏 (京都市副市長)
 高田    宏 氏 (平安女学院大学学長・作家)
 西村  明美 氏 (旅館柊屋若女将)
 米山  俊直 氏 (大手前大学学長・文化人類学)
司 会:冨士谷あつ子
内  容
京都は古来から日本列島の交通の要衡であり、そのゆえに王城の地となりました。政治経済の中心として、また神社仏閣の集積する土地として、国内外の人々の往来もさかんであり、江戸時代になって京上方見物は伊勢参りとともに庶民の旅のひとつの目的になりました。明暦4年(1658)の『京童』の京都の名所旧跡、有名店の紹介、同年ながら1月おくれの万治元年(1658)8月『洛陽名所集』、寛文5年(1665)の『京雀』、貞亨2年(1685)の『日次記事』『京羽二重』などの案内所書の出版からも、それはうかがえます。十辺舎一九の『東海道中膝栗毛』のなかには弥次郎、喜多八の京都での挿話があり、その他にも、文学者の大田南畝、滝沢馬琴などの京都評が残っています。
この京見物の伝統は維新後も継承され、現在は修学旅行の候補地の雄の立場をなお守りつつあります。「そうだ、京都、行こう」のCMによって、観光旅行客の足も絶えません。
このように、ツーリズムと京都の関係は深いのです。国際化の波によって海外からの来訪者も多く、日本文明の古都の面目を維持しています。
しかし、反面、町の景観の悪化、交通渋滞の問題、宿泊施設の問題、ごみ処理の問題など、京都観光の背後にはいくつかの重要な課題が存在しているのもまた事実であり、その対策が緊急の課題となっています。
国際京都学協会設立の記念に、京都のツーリズムをめぐる諸問題を検討してみることは、時宜をえたものであり、その成果が期待できることでしょう。
参加費
無料
お申し込み
住所・氏名・電話番号・所属をご記入のうえ、FAXまたはハガキでお申し込みください。
※先着150名
申込先
お問い合わせ
国際京都学協会事務局
〒604-8383 京都市中京区西ノ京小堀町2−53
TEL 075−813−1003 FAX 075−812−3555
主  催
国際京都学協会設立準備会
後  援
京都府 京都市 京都府教育委員会 京都市教育委員会 京都商工会議所
京都経済同友会 朝日新聞社 毎日新聞社 読売新聞大阪本社
産経新聞社 京都新聞社 NHK京都放送局 KBS京都